日帰り1000KMツーリング


<プロローグ>

 日帰りツーリングと言えば、普通なら200KM〜300KM、高速走って遠くに行ったとしても400KMというのが一般的な常識だと思います。そう考えると、都内から長野県に行くとなると1泊になるのでしょう。でも、高速道路で一気に目的地近くまで走ると、日帰り可能なエリアに入ります。これをやると600KM〜700KMを走る事になるのですが、最近になって考えたのが、日帰りで1000KM走る事は可能か? 20時間で1000KM走ると平均時速は50KM/H。一般道と高速を半々、今までの経験で平均時速を一般道を35KM/H、高速を70KM/Hで走ったとすると、21時間が必要になります(#休憩時間等も含んで考えています)。つまり、理論上は可能なのです。とは言え、山間部のうねうね道ではそんなペースで走るのは無理なので、走れる道には限りがあります。また、それだけ長い時間の走行となるので、体力的にも厳しいものになります。よって、走りきる体力を前もって温存しておくこと、そしてどこを目的地としどういうルートを辿るかが鍵になります。

 今回、これを実現するため、まずは目的となるターゲットをどこにするか考えました。と言うほど、実は考えていません(笑)。時は4月のとある日曜日、11:30からテレビ東京で放送している某番組の中で、この人の出身地でカツ丼と言えばソースカツ丼だという事を初めて聞きました。今までソースカツ丼と言えば駒ヶ根だと思っていたので、これはリサーチするしかないでしょう。ここまで片道で約500KM、距離的にもちょうどいいです。しかも、ダーさんだってさすがにここまではノーチェックなはず。という訳で、放送の中でも紹介されたヨーロッパ軒総本店にかつ丼を食べに行くという事をテーマに掲げました。

 そして、梅雨入り間近の6月第1週に実現する事を計画しました。更に、これは久々登場、大学時代の友人である五十嵐君も1000KMツーリング参戦を宣言してきました。彼には目的地をあえて伝えず、朝5:30に中央道の諏訪湖SA集合とだけ伝えておき、当日の朝(#じゃなくて未明)を迎えました。果たして、無事に行ってこれたのでしょうか? そして、本当に日帰りで1000KMを走破したのでしょうか?


<諏訪湖SA>

 五十嵐君との連絡は、こちらがケータイをドライブモードにしていたらツーリング決行というだけのものでした。3時間程度の仮眠をとるが、実際は1時間位ウトウトしていた程度でした。2:00にケータイをドライブモードに設定して、出発の準備を進めます。ナビを諏訪湖SAにセットして、2:30スタート。ナビは何故か首都高に導こうとするが、逆らって国道1号〜環七通り〜国道20号と走り、永福から首都高、そのまま中央道へ。三鷹料金所に、1台のバイクが止まっている。あれ、五十嵐? そう思いながらもそのまま料金所に流れ込んだため、確認する術はない。さて、走りは非常に順調だが、少々薄着だったため、途中でレインスーツの下、ジャケットの下にインナーフリースを着る。それでも、走っていると非常に寒い。6月とは言え、意外と寒いんだな〜。諏訪湖SAには5:15に到着。中に入って、冷えた体を温めるためラーメンを食べる。食べ終わってから留守電をチェック。五十嵐君からメッセージが入っている。「すいませ〜ん、トラブル発生です。セキュリティシステムが誤動作して、エンジンが掛かりません。今、三鷹料金所です。折り返し連絡下さい。」 という事は、あれはやっぱりそうだったんだ・・・。連絡してみると、既に帰宅して、朝になったらバイク屋に持っていくとの事でした。という訳で、今回五十嵐君は声だけの出演となってしまいました。

 夜明けを迎える諏訪湖

<安房峠>

 安房トンネルが出来る前は、こんなうねうね道を観光バスが走っていたんだよなあ〜なんて思いながら、ガラガラの安房峠を走ります。峠にあるかつての売店は、建物だけ残っていて、寂しいですね。しかし、何台か車が止まっていて、後から来た車の人も、登山の格好して山を登っていきました。この先に何があるのかわかりませんが、登りきれば素晴らしい景色が望めることでしょう。

 安房峠からの眺め

<ただただひた走る・・・>

 乗鞍までは何度も来た事あるのですが、この先は未知のエリア。昔なら地図見て距離計って時間を読んでいましたが、今はナビを使って一発で出てきます。方向音痴だからナビを使っている訳ではなく、こういう使い方は長距離を走る時に非常に便利です。高山市内の手前にあるコンビニで小休止しながら、ナビをヨーロッパ軒総本店にセットする。お昼過ぎには到着出来そうだ。そうなったら、国道158号を西に向けてただただひた走るのみ。それだけでは面白くないので、途中で景色の良さそうなところを写真撮ったりしてきました。

 油坂峠からの眺め

 九頭竜湖

 福井は恐竜の化石が出る事でも有名です

<福井のソースカツ丼>

 ヨーロッパ軒総本店に到着したのは12:40。店の中には、多くの芸能人やTV局アナウンサーのサインが飾ってあります。もちろんここはカツ丼を注文。じゃーん、出てきました。カツは薄切りで食べやすいサイズ、駒ヶ根のソースカツ丼と違うのは、キャベツが乗っていない事ですね。ご飯にソースをつけたカツが乗っているだけの非常にシンプルなものですが、福井でカツ丼と言えば、これが基本らしいです。そして食べてみると・・・ソースはそんなに濃い味ではなく、これだけでご飯が進みます。カツもとても美味しくて、言うことなしです。まあ、ダーさんの影響でジャンボ系に慣れてしまったため、見た目のインパクトはないのですが、普通に美味しいものを食べるという点では十分過ぎます。

 念願のカツ丼とご対面

<帰り道・・・酷道?>

 昼食を終えて、次のターゲットを考えます。ここまで来たなら、東尋坊、越前岬などがあるのですが、やや遠回りになりそう。それに、終盤に入ってから体力消耗のため休憩が多くなると、日帰り失敗にもなりかねません。そこで、ひと山越えて岐阜まで行き、そこから高速を使うルートを選定しました。ここまでの距離、そしてこれからの距離を足すと、1000KMを多少越える距離になります。という訳で、ガソリン入れてから国道158号を走り、大野市から国道157号に入ります。交通量も少なく、ペースも快調・・・だったのですが、標高が上がるにつれて、道幅が狭くなり、路面も荒れ気味になってきた。これではさすがにペースを上げられない。山深いってこういう事を言うんだなと思ってしまいました。

 山深い福井と岐阜の県境

温見峠まで来たが、特に展望がいいという訳でもないので、そのまま下りへ。こっちも路面はかなり荒れているし、しかも川が道路を横切ってる。橋のようになって道路の下を流れている所もあれば、道路に川が流れている所もあり、これには笑いました。

 川が国道を横切ってます(笑)

<ラストスパートへ>

 走っても全然距離が進まず、これだったら多少遠回りしても東尋坊行ってそのまま高速に乗っても変わらなかったな〜って。しかも、道が狭い事もあって、適当な休憩ポイントもない。かなり下の方まで降りてきて、うすずみ温泉という標識があり、道の駅の標識もあったので、休憩のため立ち寄りました。時間があったら温泉もいいなあって思ったけど、あと8時間で400KM以上ある距離を走破しなければならないため、それは断念。改めてナビを帰宅モードにセットして再スタート。岐阜市内に入って、これからの事を考えて薬局に立ち寄り、ユンケルを飲む。岐阜市内を抜けて、岐阜各務原ICから東海北陸道に入り、一宮JCTから名神、そのまま東名へ。暫くして少々眠気を感じたので、守山PAにて小休止。気を取り直して走り出すも、赤塚PAでも小休止。想定していた以上に体力を消耗している。浜名湖SAに入り、そこでベンチの上に横になって目を閉じて休む。30分程度の休憩で多少は復活してきた。ここでガソリンを入れる。ガソリン給油という点ではこのまま家まで無給油で帰れるので、あとはどれだけ休憩が発生するかがポイントになった。ナビが指す到着予定時刻は23:30。これは80KM/Hで走行を続けたとしての時間なので、少しペースアップすれば時間が稼げる。時間を稼ぐのは、休憩が必要になった場合でも23:59迄に帰り着けるようにと考えての事です。実際、100KM/H強のペースで走行を続けて、約6KMで1分稼いでいるのを確認しながら走行を続けます。しかし、一番体がきついはずなのに、何故か集中力が落ちる事なく、眠気も特に感じない。結局、そのまま横浜町田ICまでノンストップで、そこからは保土ヶ谷バイパス〜環状2号と走り、最後にガソリン給油して自宅に着いたのが23:00。

 走行距離 1035KM


<エピローグ>

 日帰り1000KMツーリングは、こうして無事に終わりました。ガソリンは36Lの使用で、燃費は28.75KM/Lであったが、高速道路が多かった事を考えれば許せる範囲です。ともあれ、日帰りで1000KM走るのは可能だという事を、理論上ではなく実践で証明出来たというだけで、今年の大目標を達成する事が出来て良かったです。それと五十嵐君ですが・・・今乗っているハーレーの盗難防止用で付いているセキュリティシステムが誤動作する事があり、でエンジンが掛からなくなってしまってJAFに取りに来てもらったらしいです。そういう事もあるんですね。


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